ブランデーとウイスキーのちがい「原料」
ブランデーの原料は「果汁」、ウイスキーの原料は「穀物」です。
ブランデーの起源
ブランデーは、もともとワインからできています。ワインを蒸留すると、ブランデーになります。
フランスのコニャック地方はワインの名産地として有名ですが、ここからオランダへワインを輸出していた際、たまたまワインの酸味が強くなりすぎ、試しにワインを蒸留してみると芳醇な香りや味わいをもつ酒に変わったというのが起源です。
この一件から、オランダ語で「焼いたワイン」を意味する「ブランデワイン」という名前がつけられ、やがてワインが抜けて「ブランデー」となりました。
ブランデーとウイスキーのちがい「産地」
ブランデーは主にブドウの果汁を原料とするので、ワインと産地が近いです。
具体的には、ブドウの育ちやすい、地中海沿岸の暖かい地方。
それに対しウイスキーは、大麦・小麦やライ麦など穀物を原料とするため、比較的寒い地方で生産されます。
4大スピリッツと比較すると「ウイスキー」と「ウォッカ」は寒い地方、さとうきびから作られる「ラム」やぶどうから作られる「ワイン」「ブランデー」は暖かい地方が産地となっています。